シュマンドールとはフランス語で「黄金の小道」という意味です。 お客様をいまだかつてない美食の旅へと誘う場所であり、 また、料理人としての王道を誠実に歩み続けたいという願いを込めて名付けました。
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驚きと感動、美しさと品格を兼ね備えた料理を極めたいと、料理の道を一筋に歩み、早くも70年近くになりました。しかし、料理は決して芸術ではありません。お客様に「美味しい」と召し上がっていただけて初めて、存在価値を発揮するものです。そして「美味しさ」は1つきりとは限りません。
それぞれのお客様のお好みはもちろん、その日の天候や気分、体調などによっても変わってくるでしょう。すべてのお客様お1人おひとりにとって、最高に美味しい料理をいつもお届けすること。それが料理人としての王道であると信じて、今日も厨房に立っています。どうぞお気軽にご要望をお聞かせください。
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オーナーシェフ
鈴木 道朗
【すずき・みちろう】1936年(昭和11年)、横浜市に生まれる。 群馬県で初めての本格的な西洋料理店とされた、桐生市の「桐葉軒」(※)に54年、入社。料理長を経て65年、同市仲町に「洋食の店すずき」をオープン。営業の傍ら、全日本司厨士協会の北関東地区本部事務局長や調理師専門学校の講師などを務め、フランス料理の普及と人材の育成、地産地消の推進に努める。 ※産業人の社交を目的とした団体「桐生倶楽部」の敷地内に併設され、応接や商談の場として賑わった
79年、現在の場所に移転し、本格的なフランス料理を提供する「レストラン ファンベック すずき」をオープン。毎年、渡欧してフランスやベルギー、スイスなど各地を訪れ、ミシュランガイドで三ツ星のレストランを中心に食べ歩き、独学で研鑽を積む。2004年、改装して客席にカウンターキッチンを設け、「シュマンドール」としてリニューアルオープン。よりお客様に近い場所で、妥協のない仕事を続けることを目指し、今も厨房で腕を振るう。
シュマンドールの店名に、小さく「père de finbec」とあることにお気づきでしょうか。これはフランス語で「ファンベックの父」という意味です。前身の「ファンベック すずき」が進化した店であることと、かねてより料理の世界を目指す若者を
100人以上受け入れ、多くが巣立って全国各地で独立を果たしていることから、この名を添えました。そんな「ファンベックの子どもたち」の一部をご紹介します。お近くにお立ち寄りの際は、どうぞご利用ください。